Sunday, February 7, 2010

小説 五十六歳の青春 第8回

「私は青春の真っ只中、五十六歳の青春の真っ只中」
 少年の愛を受けながら由香里は心の底でこう叫んでいた。
「生きていてよかった。離婚してからの日々は地獄だった」
 辛かった日々を振り返って、由香里は、
「若い男に愛される喜び」
 をかみしめていたのである。
少年の口が由香里の敏感な部分を愛撫し始めると由香里の口から、
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ」
 と激しいあえぎ声が洩れた。
「私もしてあげる」
 由香里は少年の敏感な部分を口で愛撫した。
「ウーン、スゴイ。ウーン、ウーン・・・・・」
 少年は身をよじって喜んだ。
由香里と少年の愛は終りそうもなかった。 

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