恵子は娘の初体験の相手と深い仲になってしまった。いや、なってしまったと言うより自ら進んでなったのである。
「いいんだ、これでいいのだ。すべては神のおぼしめしだ」
恵子は自分にこういい聞かせた。
事実本当に神の思し召しのように、
「恵子は日々若返って行った」
人も羨むほどだった。
「恵子さん最近すごいねえ。若返る秘訣を教えて」
「ヒミツ」
回りの同年輩の女性が羨ましがった。
「恵子は得意の絶頂だった」
誰に聞かすともなく、
「人生は楽しんで生きるに限る」
こう口ずさんで歩くのだった。
そしてこの幸せはずっと続くかに見えた。
だが、・・・・・・・・・・・・・。
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