恵子は娘夫婦と孫と同居している。母親と娘はギクシャクとした関係となったのは言うまでもない。
何も知らない夫は、
「何があったか知らないが、仲良くしてくれよ」
と言葉をかけた。
妙な雰囲気を察しているのである。恵子は娘や孫のため、
「もうあの娘の初体験の相手と会うのは止めよう」
こう思った。
だが、理性が勝っているうちはいいのだが夜ベッドに入って気持が高ぶってくると会いたくなるのである。
「自慰をするのだが我慢できるものではない」
恵子は、
「ああ、あの人に会いたい。明日はあの人に逢おう」
こう思うのだった。
次の日恵子は携帯のボタンを押した。
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