「ああ、メイジ君好きよ」
マリは激しくメイジに言い寄った。
場所は、広島市安芸区矢野の山のふもとにある、墓地である。
「昔、焼き場のあった場所」
なのだ。
しかし、燃え上がっている彼等にはそんな事は眼中になかった。
「誰にも邪魔をされない愛の巣」
になっていたのである。
マリは激しく燃え上がっていた。メイジの口を激しく吸って、舌を絡ませるのだった。
メイジはマリの愛の攻撃にたじたじになりながらも、
「ああ、マリ」
と言葉を返すと、マリは一層興奮して、
「うれしい・・・・・」
こう絶叫してメイジにむしゃぶりつくのだった。
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